Ayano Miyayama's Diary

宮山 彩野のホームページ(http://z45om201.starfree.jp/)付属の日記です。

さらばM50編成

長らく中央本線の「ホリデー快速河口湖/富士山号」で活躍した、豊田車両センター189系・M50編成が廃車回送を兼ねた団体専用列車として走るとのことで、平日にもかかわらず撮影に行ってきました。
これからますます忙しさに拍車がかかる時期なのですが、有給休暇の消化率も悪いとのことで、休みを取得しての撮影としました。

最近の私の傾向としては、さよなら運転はまず撮影に行くことはなく、末期の特別運転も撮ることは少なくなっています。
ですがこのM50編成に含まれる2両(モハ188/189-44)は、私がずっと追いかけていた189系「彩野」が松本電車区にいた頃に同じ編成(M12編成)を組んでいた車両であり、その「彩野」の廃車回送を(7年も前になりますが)撮りに行けなかっただけに、せめて昔の仲間の最後の姿を撮ろう…ということで撮りに行くことに決めました。

最終の団体専用列車はツアー形式なので走行日は発表済みです。なので首都圏(と言っても豊田以西になりますが)では撮影者多数で難しいと考え、山梨県内での撮影としました。
また正確な走行時刻は分からなかったのですが、午前中に出発して甲府を昼頃通り、長野に向かうものと判断しました。【実際は甲府駅11:45頃で、臨時特急のスジだったようです。】
埼玉から山梨へ向かうには、秩父の奥から雁坂トンネルを抜けるのが最短ルートですが、先日の雪のこともあり、車ではなく電車と徒歩で撮影地に向かいました。

電車で出かけて驚いたのは、埼玉でも南部のほうが積雪量が多かったことです。
荒川の河川敷などはまだまだ真っ白、またトタン屋根からつららがぶら下がっている建物が何件もあり、自宅付近の様子とはかなり違いました。

電車で中央本線を西に向かうと、目的の団体専用列車に先行することになります。
なので車窓からどこの撮影地にどのくらい人がいるかが大体分かります。
車庫のある豊田~八王子はそれなりの数で、上野原駅のお立ち台は予想以上の人出、逆に桂川鉄橋の辺りはまばらでした。
やはり平日ということもあってか、どこの撮影地も年齢層は高めに見えました。

そして私の選んだ撮影地は…私一人でした。
雲一つない快晴の甲府盆地でしたが冷え込みは厳しく、また急に北風が吹くこともあり、久々に難しい撮影となりました。
積雪量も少なく、歩くのに苦労はしませんでした。
当の列車は特別な装飾もなく(実際にはサボが差さっていたらしいですが)、走り慣れ親しんだ鉄路を穏やかに走り去っていきました。

撮影後は冷えた体を温めるべく石和温泉へ。
観光案内所で日帰り入浴とほうとうが食べられる場所を聞いて歩きました。
観光地図には埼玉方面からのアクセスルートに雁坂トンネルがきちんと載っており、車で来ても良かったかなぁと思ってしまいました。
あとは日没頃に帰宅しました。

豊田車両センターにはあと2本の189系がありますが、どちらも今年中の引退となりそうです。
当の撮影地は個人的に気に入ったので、機会があればまた行ってもいいかなぁと思っています。