ホームページに用いるファイルをアップロードする際には、自分のパソコン(クライアント)からサーバへファイルを転送します。
その際に用いられているのがFTP(File Transfer Protocol)と呼ばれる規約(プロトコル)です。
それこそ今から10年前くらいから変わらずに用いられていると思います。
この通信規約を利用して転送をおこなうソフトウェアの一つに「FFFTP」というフリーソフトがあります。
日本発のソフトで使いやすく、高校のパソコンにプリインストールされていた記憶もあるほど有名なソフトです。
私も実際にホームページ更新時に利用しております。
現在サーバスペースを借りているYahoo! Geocitiesはブラウザ経由でアップロードできる機能もありますが、ファイルの選択が面倒なので大学でアップロードする時以外は用いていません。
そのためこのソフトで全て管理を行っている次第です。
そんなソフトウェアですが、ついに製作者が開発継続のストップを宣言したようです。各ニュースサイトでも取り上げられています。
このソフトウェアは個人が製作しているため、サポートや改良も個人でやっておられます。
「モチベーションが途切れた」とのことですが、よくぞここまでやって下さったと私は感謝しないではいられません。
これがなければ恐らく私のホームページは無かったことでしょう。
しかし「開発」をストップするだけであり、ソフトの配布がストップするわけではないようです。
今後指摘される脆弱性へは対応しないと言うことにもなるのですが、利用者の有志が開発を継続するとのことなので大きな問題ではないと思います。
ただ…FTP自体が実は古い規約なので、セキュリティの問題は付き纏います。現在ではSCPやSFTPなどのセキュアなものへ移行すべきなのかもしれません。
ですが、GeocitiesのサーバがFTP以外には対応していないので、当分はこのまま現状維持のつもりです。特に転送中に見られて困るものでもありませんし、そもそも公開する目的で転送していますから。
ちなみに今、FFFTPのバージョンを確認したら1.96でした。…自分で更新していないようです。
ぼちぼちホームページ更新の時期なので、その前に済ましてしまいたいと思います。
