昨夜遅く、京浜急行電鉄本線の追浜～京急田浦間において、崩れた土砂に列車が突っ込み脱線する事故がありました。
８両編成のうち前３両が脱線、４両目までがトンネルに入った状態で停止しました。横転はしていないようです。
１０名以上が重軽傷と言うことですが死者は出ていません。
現場付近は集中的に雨が降っていたようで、そのために土砂崩れが発生したと見られます。
１５年前にも京急田浦～安針塚間で同様の事故が起きており、その際は１９名が重軽傷を負っています。
この影響で本日始発より同線は金沢八景～堀ノ内間で運転を見合わせています。
また大師線を除く各線の他、直通先の都営浅草線や京成各線にも遅れと運休が発生しています。
脱線事故と聞けば大事なのですが、京急なら…というのが今の私の感想です。
と言うのも、京急は現在全ての列車の先頭車が制御電動車（いわゆるクモハ）のため重く、線路から外れにくくなっています。
先の事故も今回の事故もそのためか大きな脱線には至っていません。
ニュースの映像などを見る限りトンネルの入り口付近で土砂崩れが発生しており、下手をすればトンネルのポータルにぶつかってより大きな被害になっていた可能性もあります。
負傷者には骨折などの重傷者も含まれており、何ともいたたましいのですが命に別条はないとことなのでホッとしています。
仮にこれが電動車でなかったら（つまりクハだったら）、もっと大惨事だったのかもしれません。
…で現在京急に関連する各線に遅れや運休が発生しています。
京急は久里浜にも車庫があるのですが、事故で運転を見合わせているためここの車両は動かすことができません。
つまり都心側の電車の数が足りていないことが考えられます。これも一因なのでしょう。
…京成や都営の車両を間借りするなんてことがもしかしたらしているのかもしれませんが詳細は不明です。
週末には台風が接近、上陸する恐れもあります。
早急な対策と共に復旧を願うばかりです。
