…というより今日の「化学と安全」の授業で話が出てきたのもあります。
硫化水素(H2S)による自殺が相次いでいます。数年前の練炭自殺と同様に流行っているようです。
硫化水素は火山性ガスの一種で、俗に「タマゴが腐ったような臭い(=腐卵臭)」がすると言われます。【ちなみに卵が本当に腐るとこんな臭いではないそうで、もっと強烈な臭いだそうです。】
基本的に臭いのあるガスは有毒で、この硫化水素も神経性のガスに当たります。
この自殺方法で本人はおろか近隣の人々をも巻き込んでおり、これが問題となっています。
さてこのガスの発生方法ですが…硫化物に酸を掛ければすぐに発生します。
酸は家庭にあるものというと…お酢は弱酸のためどう頑張っても硫化水素は出ません。すると思い当たるのは、塩素ガス発生でも問題になる塩酸系洗剤。緑のボトルの「サンポー○」が考え付きます。【丸の中は「ト」です。】[そりゃ四国の快速や!]
では硫化物はと言うと…なんと入浴剤なんですね。びっくりしました。
私は火山の火口とかから硫黄を持ってきて鉄や銅と反応させ、それを使うという回りくどい方法しか思いつきませんでした。
書くまでもありませんが、反応式はこんな感じです。
とにかく簡単に出来てしまいます。くれぐれも真似しないようにお願いします!!