新型インフルエンザ世間を騒がせ初めてからもう１ヶ月半が経ちます。
今のところ私の通う大学では感染者は出ていません。付属の小学校は休みになったようですが。
しかし冬場にまた波が来るのではないかという予想もあり、油断はできません。
そこで理系の先生の知り合いでインフルエンザウィルスの研究をしている人がたまたま会議の都合で東京に来る…ということで、その講演会がありました。参加費は先生のご好意により無料でした。
内容的には昨年の授業で出てきたものが半分以上あり、目新しいことは特にありませんでした。ヘマグルチニンがガラクトースの結合位置を認識できるかどうかが鍵なのはもう分かりきっていることです。
しかし今回のウィルスのでき方が分かっていることには驚かされました。アメリカ豚＋アジア豚＋鳥＋人間のインフルエンザウィルスが３：１：３：１ぐらいで融合した物なのだそうです。だから初めのうちは「豚インフル」と呼ばれたそうです。
どうも今回のウィルスもスペイン風邪と同様にアメリカが根源ではないかという見方が強まっていますが、確固たる証拠は皆無なので断言はできないようです。ウィルスが漏れ出して起こったとすればそれは「バイオハザード」に他なりません。
一応手洗い・うがいは有効とのことですが、マスクで防げるものではないそうです。ちなみにマスクと加湿器はウィルス除けではなく、人間の体調の強化のほうに作用しているそうです。
