一昨日恐れていたことがついに起こってしまいました。
昨日昼頃、茨城県常総市内において鬼怒川の堤防が決壊、広範囲にわたって浸水する被害が出ています。
その前から鬼怒川流域では越水による浸水が始まっており、その最中で堤防決壊となってしまったようです。
そして本日朝、宮城県大崎市内において渋井川の堤防が決壊。２日連続で被害が出ることになってしまいました。
後者はすぐに場所を特定することはできませんでしたが…どうも陸羽東線の線路より南側の地域のようです。あまり大きな川ではないようですが、決壊したことに変わりはありません。
そして前者はつくばからの帰りの他、2011年の夏に訪れた地域です。
旧水海道市内を自転車で巡りましたが、その地域は完全に水没しています。
それ以外の地域でも土砂崩れなどが発生。
栃木県日光市の鬼怒川温泉では川沿いの露天風呂が崩壊。
また同市内を走る東武鬼怒川線は路盤流出などが相次いでいます。
同じ東武の宇都宮線では橋が流され復旧の見込みは立っていません。
そして東武日光線は下小代駅付近で線路内の土砂が流入。
よく通っていた場所だけに見た瞬間に「あああそこか」と判断ができました。
埼玉県内もまた東武になりますがスカイツリーラインのせんげん台駅が浸水。このため同線が午後まで不通でした。
関東北部以外の場所でも大雨やそれに伴う増水などで運休や遅延などが相次いでいました。
今回の災害はやはり同じ場所に強い雨が降り続けたことが原因でした。
栃木県日光市では降り始めからの雨量が600ミリを超えており、それが鬼怒川に流れ込んでいます。
ただそれはレインバンドではなく線状降水帯と言う聞きなれないものが引き起こしています。
愛知県に上陸した台風18号のみならず、東の海上にある台風17号も影響しているようです。
台風が近接すると予期せぬ出来事が起こるようで、今回もその範疇ではなかと私は勝手に推測しています。
今日の関東地方は穏やかな天気でした。
昨日までの強い雨は本当に恐ろしく、今まで生きてきた中で初めて雨が怖いと思いました。
数十年に一度の大雨と言う表現は、こういうものを指すのかと思い知らされた感じです。
被災した地域の速やかな復旧を願うばかりです。
